お洗濯をする時、洋服に付いている洗濯表示で確認していますか?
大きく分ければ、洗濯機、手洗い、クリーニングの3つに分かれると思います。
ここを間違えると「お気に入りのワンピースが…」色落ちしたとか、あれ?縮んだ!とか、経験ある方は多いはずです。
そこで、お気に入りのワンピースを大切に、いつまでも着て頂けるためにも、あらためて洗濯表示をご紹介します。
Contents
洗濯表示が世界共通になりました
基本の洗濯表示について
今までの基本の表示
新しく変更になった基本表示
洗濯表示が変更されて期待出来る事
タンブル乾燥や塩素系漂白剤などの新しい洗濯記号が追加されました。適温も細かく設定され、洗濯記号も22種類から41種類に増えました。
このことから、縮む、色落ちなどのトラブルの減少が期待できます。
世界共通になった事で期待出来る事
現在は海外からお気に入りのブランドの商品を購入する事も多くなりました。
また、海外旅行で購入する事もあります。
表示が世界共通になったことで、分からないまま洗濯をしてしまってトラブルが発生するということが少なくなり、取り扱いがスムーズに行えると考えられます。
洗濯の記号+付加記号について
洗濯表示の記号は、洗濯機や手洗いの記号プラス付加記号というものが足されます。
付加記号が着くことにより、温度や、手洗いか家庭洗濯かなど、出来る出来ないが分かりやすいです。
付加記号は以下の7種類が基本となります。
家庭洗濯の記号について
漂白の記号について
自然乾燥記号について
自然乾燥には、新たに『濡れ』が追加されました。
また、今までなかった乾燥機の表示が追加されました。
濡れたままだと伸びてしまう素材もあり、乾かす事だけに意識をすると、せっかくのワンピースも型崩れの原因になります。
温度を表す記号について
温度を表すものは、数字と記号の2種類あります。
乾燥機やアイロンなど熱の温度を表す記号は『点』で表し、点の数で温度の高さを表します。
点が1つで110℃(低温) 2つで150℃(中温) 3つで200℃(高温)までとなります。
アイロンに限らず、基本記号にバツ印がつく場合は使用禁止を意味します。
強さを表す記号について
基本記号の下に横線で強さを表しています。
横線1本は『弱く』 2本は『非常に弱く』を表しています。
液温の上限を表す記号
液体の温度は、6種類(30 / 40 / 50 / 60 / 70 / 95)の数字で表しています。
温度は基本記号の中に表記されます。
ドライクリーニングの記号について
新たに『ウェットクリーニング』が追加
ウェットクリーニングとはどういうものか、ご存じでしょうか。
簡単に言うと、クリーニング店が水に濡らして汚れを落とす洗い方になります。
本来クリーニング店ではドライクリーニングという洗い方で、水を使わずに石油系の溶剤で洋服を洗濯します。
口紅やチョコなどの油溶性の汚れを落とすことは出来ますが、汗などの汚れは落とせません。
ウェットクリーニングのものは家で洗えないのか
ウェットクリーニングは水で洗う、ということはわかりましたが、では家でも洗えるのではと思いますよね。
しかし、一番の違いは、プロが使用する専用の洗剤を使用して汚れを落とすというところです。
そして、設備が整ったクリーニング店であれば、洋服の縮みやしわなどを少なく仕上げることができます。
ウェットクリーニングに向く製品は?
スーツ、ドレスなど一般的にクリーニングに出す洋服で、汗などの水溶性の汚れである場合に向いています。
洗濯表示が参考となりますので、確認してみましよう。
洗面器の絵にバツ印がなければ、ウェットクリーニングに向いている製品とわかります。
水洗いが不可の洋服
洗面器の絵にバツ印がついているものには水洗いが不可の洋服です。
水洗い不可のマークがついているものはドライクリーニングに出しましょう。
洗濯記号は以前の表示と同じです。
消費者庁公表資料
洗濯表示の改正について、詳しく知りたい方は、こちらからご覧ください。
まとめ
洋服に付いている洗濯表示に従って、生地やデザインによって正しい洗い方をすれば、お気に入りのワンピースが色落ちしたり縮んだりするアクシデントを防ぐことができます。
今回表示が世界共通になったことで、今後は間違える可能性も少なくなりました。
洗濯表示が細かく表示されると難しく感じるかもしれませんが、正しくお洗濯すると、大切なワンピースを長く着ることが出来ますので、お洗濯時には是非チェックしてみましょう!